Webサイト作成で利用するHTML誕生について

ホームページを作成する時に利用されているHTML(HyperText Markup Language)は、マークアップ言語と言われ見出しやタイトルなど文章の構造を表現したり、文字や写真の意味付けをおこなってホームページを表現するために利用されています。

HTMLを知らなくても「Webサイト作成コース」を受講すればホームページを作ることができますが、HTMLの意味や背景を知ることで理解が早く深まることになります。今日は夏休みでもあるので、ざっくりとHTMLの誕生エピソードについて。

インターネットが普及する以前の1979年米国IBMで文章の管理をおこなう原型となるGMLが考案されました。その後1986年に米国国防省の航空機マニアルの電子化標準形式としてSGMLが採用され各分野にSGMLが広まっていきました。SGMLはHTMLの親のような存在ですが、メタ言語と言われ例えばHTMLでは<h1>は見出しと決まっていますが、<h1>を見出しだと規定することができる言語です。HTMLは1989年に、このSGMLを物凄く単純化してインターネットで利用できるように考えられた言語が始まりです。

またSGMLがあまりにも複雑で難解なためXMLと言うメタ言語も作られ、インターネットだけでなくデーターの管理や情報交換の場面で活用されています。XMLの身近な応用例としてはWordやExcelなどOffice2007からファイル形式がWordなら[doc]が[docx]、エクセルなら[xls]が[xlsx]と最後にxが付きました。これはXMLの技術を応用してファイルの互換性を高めるために採用された改善です。次回はHTMLの変遷についてお話してみたいと思います。