2018年3月1日のブログでiPhone7(iOS11)以降の標準画像形式(HEIF)と標準動画形式(HEVC)にWindowsが対応してないと記載しましたが、新たに対応できるようになりましたので改めて記載します。
HEIFとHEVCとは
新規格の画像形式HEIF(ヒーフ)と動画形式HEVC(エイチイーブイシー)は、従来のファイル形式よりも高画質なのにファイルサイズが小さく、iPhone7(iOS11)以降の標準ファイル形式に採用されMacでの対応が進んでいますが、Windowsでは標準での対応が遅れていました。このためiPhoneで撮影した写真がWindowsで閲覧できないなどの問題がありました。
>UWPアプリ「フォト」で機能拡張する
さっそくWindows10のUWPアプリ「フォト」にHEIF形式の機能を追加しましょう。
「フォト」を起動したら、右上の[・・・]をクリックして設定画面を表示します。
[.heicファイルの表示]にある、[HEIFメディア拡張機能をインストールするには、ここをクリックします]からMicrosoft Storeを開いて[HEIF画像拡張機能]を「入手」をクリックしてWindowsフォトの機能を拡張して下さい。
ただし有料版と無料版がありますので、無料版を選んで下さい。
動画のHEVC形式の機能を追加する
HEVC形式については、Microsoft Storeから検索で「HEVC」と検索して候補から探して下さい。こちらも有料版と無料版がありますので、「デバイス製造元からの HEVC ビデオ拡張機能」を間違えないよう選択して下さい。
ただし、この拡張機能を利用するにはパソコンの条件があります。
2017年秋の「「Windows 10 Fall Creators Update」へアップデートしているWindows10であることと、Intelの第7世代CoreプロセッサーやGPUなど、互換性のあるハードウェアが必要となります。
HEVC形式の動画は、MicrosoftのUWPアプリ以外の一般のアプリケーションで対応している場合もありますので、以上の条件に該当しない場合は別の方法を検討しましょう。
最後に
Windowsでも標準でiPhoneの新しい画像と動画形式を閲覧できるようにはなりましたが、まだ対応するデバイスなど環境は整っていませんので、編集などした場合は従来のファイル形式で保存していくことなります。
今後に期待しつつ、Windows10を使われている場合には[HEIF画像拡張機能]だけはインストールしておくといいでしょう。
併せて、2018年3月1日のブログも参照して下さい。